ダイエットの基本はカロリーコントロールで、そのためには好きなものを「食べてはいけない」と思っていませんか?
確かに高カロリーなものは過剰エネルギーとして脂肪となり蓄えられてしまうのですが、その気持ちがストレスとなり、余計に食べたくなるのです。
ダイエット中に無性に食べたくなるもの
お菓子、菓子パン、ケーキ、チョコレート、炭水化物、脂っこい食べ物など、高カロリーなものばかりです。
ダイエット中なのに無性にドレッシングをかけないサラダが食べたいという人は少ないのです。
なぜダイエットを始めるとこのようなものが食べたくなるのでしょう。
よりによってと思う人も多いことでしょう。
体の防衛本能が働く
体重を減らすという事は、体にとっては栄養の在庫を減らす事になります。
食べ物が無くなった時に少しでも長く生き延びるためには必要なのです。
摂取カロリーを制限し、体重が減り始めると体は危機感を覚えます。
そこで、効率よく脂肪になりやすい高カロリーなものを欲してしまうのです。
それに「食べてはいけない」という思いが加わるとその欲求はさらに強くなってしまいます。
この防衛本能と戦うためには、「食べてもいい」と精神的ストレスを解放してあげるのが最適な方法です。
人の体は心と深く結びついていますから、食べていいとなると不思議と必要以上に食べなくてもよくなるのです。
「食べたいけど、今でなくてもいいかな」と思えるようになったらしめたものです。
そして、体の声を聞けるように少しがんばってみましょう。
今、体が本当に何を必要としてるのか、今、食べたいと思っているものが必要なのか、少しの時間、考えることから始めましょう。
体は本来、必要なものを欲するようにできています。
何が不足しているのかを体はちゃんと教えてくれます。
それは口寂しさからではなく、体レベルの空腹感から生まれる健康的な食欲です。やみくもに食欲を否定してはいけません。
生きていくための大切な本能なのです。
本能を味方につけましょう。
脂肪というバリケードがなくても、人は幸せになれるのです。
そのために、自分の体をもっと大切に考えてあげましょう。
近道は、自分自身をたくさん愛してあげることです。
愛されている体は健康的に美しくなっていくのです。