社会で生きる以上、学生として、または社会人として、外を歩くのはごく普通のことでしょう。この徒歩というのは、それが唯一の運動になっている人もいるくらいです。そういった人にとって、徒歩は日常的にやっている運動であり、同時になんの効果もない運動に思えるかもしれません。けれどもこれをきちんと効果的にやることで、じつは痩せる運動に昇華させることができるのです。
1.長距離を歩く
たとえば出退勤の帰宅までの距離で、最低でも2~3キロ歩く。これを毎日続けると、カロリーは累積で結構な消費量になります。しかも、筋肉というのは数ヶ月かけてついてくるものですから、そうしたものがきちんと脚についてくることによって、足が鍛えられると同時に普段の消費カロリーも増えるのです。
2.速く歩く
だいたい一分間に100メートル進む程度の速度で歩くよう心懸けて見ると、筋肉への負荷が高まります。筋肉というのは長く鍛えるよりも短時間一気に負荷をかける方が、じつは消費カロリーが高いのです。
3.きちんとした姿勢をたもつ
正中線、つまり頭から爪先までの正面、この真ん中のライン、ここを真っ直ぐに保つよう心懸けてください。真っ直ぐのきちんとした姿勢で歩くことを意識するだけで、体中の筋肉が姿勢を維持しようと、わずかですが疲労します。それがカロリー消費に加算されるのです。
4.踵から踏みだし、つまさきで地面を蹴る
人間が歩くうち、歪みやすいのがこの部分です。摺り足のように爪先を地面に擦ってしまう歩き方をしている方がいますが、そうしたバランスの悪い歩き方は、体を歪めてしまうだけでなく、筋肉が堅くなってしまいます。足をきちんと柔軟に動かしながら歩くことをきちんとやることで、また筋肉を使用することになり、カロリー消費量が増大します。
このように、自分の歩いている姿を意識するというだけで、カロリー消費は随分と変わります。この方法ではいっきに体重を減らすことはできませんが、それでも確実に、それでいて大した苦痛も感じることなくダイエットに勤しむことができますから、長期間続けるというダイエットの基本を、このウォーキングでは実行しやすくなるのです。