ダイエットで一番重視するのはどれくらい痩せれるか、短期間で痩せれるかという意見が多く、一番やってしまうのが食事ダイエットです。
理論的には正しい方法で、脂肪のキーポイントはカロリーにあります。カロリーは必要な物ですが、多くとり過ぎると脂肪に変わってしまいます。
単純に説明しますと摂取カロリーが消費カロリーを上回れば余ったカロリーが脂肪になります。
摂取カロリーとは食事から摂取するカロリー全般の事で、消費カロリーは運動や日々の生活で使用するカロリーの事です。
つまり人が何かをする時には必ずカロリーが消費されます。
しかし、普通に生活していては摂取カロリーの方が高くなります。
それを防ぐためには運動などカロリー消費が激しいものをしなければならないというわけですが、食事を制限するという事は摂取カロリーが減るので、余分なカロリーが余るのを防ぐ事ができるのです。
しかし、体の仕組みはそう単純なものではなくて食事制限だけを重視したダイエットには落とし穴があります。
まずはストレスによる心身の状態が不安定化する事です。
人は空腹になるとイライラする状態になりやすく、食事制限はこのイライラ感が日ごろから出てしまいます。
このような心身的にマイナスな事があると実は痩せにくくなります。
つまり食事制限をしても理論上よりも効果が小さくなるのです。
また健康面でもマイナスになる事があります。
特に思春期に無理な食事ダイエット
特に思春期に無理な食事ダイエットをしてしまうと、本来なら十分な栄養を蓄えければならない時期に栄養不足になる事で各臓器に影響が出てきます。
特に心配なのが骨と成長不足、性器の不活動があります。
まず骨ですが、思春期の食事ダイエットは骨の成長に著しく影響します。頑丈な骨に成長しないのです。
若い時はまだ影響は出にくいですが、これが中年になると骨がもろくなる、骨粗鬆症になる可能性が高くなるのです。
また、性器の不活動ですが、女性が栄養不足になると思春期でも閉経してしまう可能性があります。
つまり閉経すると言う事は女性ホルモンの活動が鈍い状況と言うわけです。
この女性ホルモンの不活動は体に非常に影響を及ぼします。
若いのに白髪がでたりもしますし、将来もうまく成長しきれなかった骨などが著しく衰えてきます。
このように食事制限ダイエットは落とし穴があり、特に思春期に行ってしまうと将来の体にも影響を与え、非常に危険な事になりかねないので著しくカロリーを控える食事ダイエットは控える事です。
食事ダイエットをする場合は思春期を避け、成長しきってから行うべきで、なおかつカロリー制限する時も標準カロリーよりも少し抑えるぐらいにします。
つまり食事中心のダイエットは控えるべきなのです。