昔から、腹八分目が体に良いと言われていますし、誰でも承知していることです。
でも、美味しそうな物を目の前にして、ついついお腹が空いてもいないのに手が伸びてしまい、結局食べ過ぎて後悔するなんて事はよくありますよね。我慢にも限界がありますし、無理せず健康的にダイエット出来たら、それが一番です。
毎日、欠かせない食事に、これからご紹介することを少しだけ意識してみてください。空腹感と上手に付き合うことで、きっと心も体もスッと軽くなりますよ。
夜は、空腹の状態で就寝しましょう。
人間は、就寝中に身体を回復させ、自然治癒力を高めていきます。寝る前の食事は、血流が消化器官に集中してしまい、回復の妨げになってしまいます。空腹によって、身体の自然治癒力を呼び覚ましましょう。
朝食は、野菜スープ等の消化の良いものを食べて、便秘を解消しましょう。
起床時、胃から「モチリン」というホルモンが分泌されます。モチリンは、消化器官に溜まったカスをキレイに掃除する役割を持っているので、便秘解消には必要不可欠です。
このモチリン、空腹状態でないと分泌されない為、起床時はもちろん空腹感を感じる状態が好ましく、便秘が解消出来るなら朝食抜きでも構わないのです。朝食抜きは耐えられない場合、胃腸に負担の掛からない消化の良いものを食べましょう。
空腹時に、余計な脂肪を効率良く燃焼しましょう。
食事をして満腹状態だと眠くなりますよね。消化器官に血流が集中して、脳や筋肉などの器官に血液つまり酸素が運ばれにくい状態です。こういう満腹状態で、運動しても脂肪は燃焼されません。空腹時、血液が全身にうまく循環している状況の時に運動することで、効率良く脂肪を燃焼していきましょう。
空腹時状態は、ダイエットにおける大切なことが沢山詰まっています。
「腹が減っては戦は出来ぬ」と言う方もいらっしゃるでしょうが、確かにその通りなのです。
人間は食べなければ、生きていく事は出来ません。そして、痩せたいからと言って、空腹感と戦っても良い事もありません。
食べたい時に食べたい物を食べたいだけ食べられたら、きっと幸せでしょう。
でも、ダイエットをしたい女性にとって、食べる事は大きな試練です。だからと言って、我慢ばかりしていたら、心が折れてしまいます。それで、身体を壊してしまうなら、ダイエットをする意味がなくなってしまいます。
身体の仕組みやダイエットに効果的な身体の機能をよく理解する事で、ダイエットに対するストレスを解消しましょう。今回ご紹介したように、身体は空腹時に脂肪をを燃焼したり機能を回復したり頑張ってくれているのです。そんな頑張り屋のご自身の身体を労わる気持ちで、食べ過ぎ飲み過ぎに注意してあげましょう。きっと貴女の身体は、貴女の労わりに応えてくれるでしょう。