ダイエットの基本は摂取カロリーを抑える事。まずは自分の年齢や体重などから 1日に必要なカロリー量を計算します。この数字をオーバーしないように食事をしていきますが、それだけではなく食事の食べ方などにも目を向けていくと、さらに有効に体重を減らしていくことができます。
1.食事は必ず3回食べるようにすること
仕事が忙しくて食事の回数がバラバラになっている方がいます。または、休みの日には食べ物を作るのが面倒くさく、コンビニで弁当を買ってきて2食しか食べなかった・ ・ ・など。食事を食べる習慣がバラバラだと、ダイエットには不向きになります。食事回数が増えてしまい、通常の3食にプラスして4食目を食べてしまうと、1日の許容量のカロリーを超えてしまう可能性が高くなります。それでは逆に、 2回の場合はどうでしょう?
1日に食べる食事が、3回から2回になるということは、 1回分の食事の量が0.5倍増えてしまうことになります。これは1度の食事が盛り付けるご飯の量が大盛りに、とんかつやチキン唐揚げも大盛りに・ ・ ・となってきます。回数を減らすことにより1度に食べる量が増えてしまうことから、お腹の中に大量に詰め込む習慣となってくるので、胃が多くの食事を入れることに慣れてくるのです。
ダイエットをするときには、できるだけ胃の中に多くの食事を詰めすぎる事は避けるべきです。食欲が旺盛になってくると、どのようなダイエットでも成功する可能性は低くなります。
2.食事の時間を決めてしまうこと
不規則な食生活が連動して、食事の時間が一定にならないことがあります。私たちの体は食事が入ってくる時間をある程度覚えています。毎日同じ時間に食事が入ってくるため、食べ物を消化して吸収、そしてエネルギーに変え血糖値が高くなり、運動パワーが上がるというサイクルになります。
食事の時間にばらつきがあると、このサイクルが崩れてきます。前回の食事から長い時間空腹状態を続けていると、食べ物が摂取できない状態(飢餓状態)であると脳が感知して、次に食べたときには必要以上に栄養分を体の中に蓄えようとします。つまり、同量の食事を規則正しく食べる時よりも、体に吸収されていく脂肪分などが多くなっていきます。
なので、しっかりとカロリーをコントロールして食事をしているつもりなのに、体が飢餓状態と勘違いしている間はさらに多くのカロリーを吸収してしまうのです。
3. 1日の食事のカロリーバランスを考える
「明日は何か美味しいものを食べよう」と考えたときに、焼肉定食、天ぷら盛り合わせ、サーロインステーキなどを思い浮かべます。この食事は基本的に夕食に食べるはずです。ですが、夕食に関しては就寝前の食事となるため、できるだけ摂取量を控えた方が良いのです。ハンバーグステーキやチキンカツなどは、昼食に食べるようにする事。夕食はできるだけ軽めに食べるようにします。
キノコ入りの雑炊に牛肉ピーマン、卵スープ、そしてお新香、または、さんまの塩焼きに豆腐の味噌汁、きゅうりの漬物・ ・ ・のような軽めの食事で1日を終えます。ボリュームのある食事を昼食に持っていくことにより、就寝時には余分なエネルギーが残らず、ダイエットには有効なバランスとなるのです。
4.食べ始めるときにも注意点が
今日はダイエットメニューでありながら、自分の好きなポークソテーが食べることができる日です。メインのポークソテーにご飯、アサリとワカメの味噌汁、ほうれん草の和え物、そして納豆にレタスのサラダというダイエット食です。お箸を取り最初に食べるのは、やはりポークソテーになります。
ですが、ここで1つ注意することがあります。ダイエットをしているのなら、最初に食べる食品はサラダになります。最初に肉を食べてしまえば、大量の栄養分がお腹の中で吸収されていきます。これをブロックする役目をするのがサラダです。生野菜の中に含まれている食物繊維が、胃の中に到達すると、食物繊維は胃液では消化されないことから長時間胃の中で存在するのです。
これは早めに満腹になるという利点があるのです。そしてサラダを食べた後に肉類などの他の食品を食べると、食物繊維が後から入ってきた食事に絡みついていきます。すると、あの食品の消化、そして吸収されていく過程を邪魔してしまうのです。これは、同じ量の食事をしても、カロリーをすべて吸収しきれないまま腸に流れていき、やがて排泄されるということです。
まとめ
摂取カロリーをを中心に考えてダイエットメニューを構成していきますが、 「 1日の摂取カロリーに収まっていれば大丈夫」という考え方ではなく、食事習慣の決まりごとをもう少し増やすだけでダイエットの効率がさらに高まるのです。