毎日の食事というのは人間の共通した楽しみのひとつです。
ダイエットを目的とし、長期間の食事制限や食事の回数そのものを減らしてしまう事は、人生の楽しみの大部分を減らす結果となります。
しかも、人生の楽しみの大部分を減らす対価はあったのでしょうか?「食べてないのに減らない!」と嘆かれているあなたに、あなた自身の現状とその対策をお知らせします。
食事の回数を減らしているのに体重増加?
単に食事の回数を減らす事は逆効果です。例えば、毎日3食を摂られている方がお昼を抜き2食にしたとします。
そうすると体内は何を思うのでしょうか?
簡単に言えば、「毎日3回ご飯を食べてたのに最近2回しか食べない!じゃあその2回のご飯から栄養を出来る限り取ろう!」となります。
1日に同じカロリーを3回摂取するのと2回摂取するのでは、後者の方が体に送られるエネルギー量は増加するのです。すなわち、体重増加に繋がります。
2回より3回、3回より5回
その理屈なら、1日の食事回数を増やせば痩せるの?と疑問に思われるでしょう。
結論から言えばその通りです。
ただし、食事回数は増やしても、摂取カロリーは1日3食と同等にしなければなりません。
1日3食を5食にした場合の体内は、「最近、1日に5回ご飯食べてるから、1回のご飯から取る栄養はそんなに多くなくてもいいね。」となります。要するに、1食で体に取り入れるエネルギーが減少するのです。
制限の無い食事制限
食事回数を増やせば、それだけ次の食事までの空腹度が減少します。
お腹がすく前に次の食事となるので、ストレスを感じる事は少ないと言えます。
たしかに、1日の摂取カロリーを同等にし、食事回数を3回から5回に増やせばその分1食の摂取量は減る事になりますが、ある程度の糖分が脳に回れば空腹感はほとんど無くなり、常時腹八分の状態を保てます。
しかも、体内に摂り入れられる栄養そのものは減少するので、ダイエットに効果的となります。
「食事制限」と言えば、それだけでストレスになる方も多いと思います。
ですが、工夫によって同等のエネルギーを摂取しても、結果的に減量の効果を得られるやり方もあります。
今あなたが思い浮かべる理想の体は、これまで食べて来たものを食べ方次第で目指す事が可能なのです。