コカコーラゼロや糖質OFFビール、ダイエットをする人の救世主的な存在になっているゼロキロカロリー飲料ですが、
このゼロカロリー炭酸飲料、普通のコーラとそんなに味に大差がないのに0kcalなのか、不思議に思ったことはありませんか。その正体は人工甘味料になります。
コーラの成分は
生産会社ごとに多少の違いはあるものの、普通のコーラの原材料は果糖ぶどう糖液糖、砂糖などの糖質で、これが舌で甘く感じる大部分の要因で、100mlあたりおよそ50kcal、普段消費者が購入する500mlサイズにすると250kcalの高カロリーの原因となっているのですが、
それに反してダイエットコーラの原材料はアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロースなどの人工甘味料となっています。 原材料が大きく違うために、舌で感じる甘さは同じでも、0kcalという低カロリー飲料を生み出すことが可能となっているのですが、
大量に摂取すれば太る?
しかし実はこの0kcal飲料、大量に摂取すれば、普通の糖質コーラと同じように太ってしまう要因になってしまうことが最近の研究で分かっています。
ある研究で、ゼロキロカロリー飲料を10年間飲み続けた人と、飲まなかった人とのデータを 比べ、飲み続けた人のほうが太る割合が70%も多かったそうです。
ダイエットコーラ太る要因
またその根拠になりますが、太る要因となるのが0kcalコーラの原材料の大部分を占めるアスパルテームという人口甘味料にあるとされています。
砂糖やブドウ糖などの糖質は、大量に摂取すると体内のすい臓がそれに反応し、大量のインスリンを放出するため、脂質代謝や脂肪燃焼に影響がでてしまう、ということは以前から分かっていたことですが、この研究で、体内の人工甘味料にも同じく反応してしまうということが分かりました。
またそれに加え、人工甘味料はエネルギー消費を抑え、むくみを引き起こす可能性もある、という報告も出ています。
その結果から、0kcalの炭酸飲料は長い目で見れば普通の炭酸飲料よりも太りやすいのではないか、という説があります。
好きだから、0kcalだからと言って大量に摂取してしまうのは体に良くないということです。
ただし、飲む量を見極め、適切な量を摂取すれば問題はないでしょう。