体脂肪の種類

皮下脂肪と内臓脂肪

体脂肪は、蓄積されている場所によって、皮下脂肪と内臓脂肪に大別することができます。

さわってぷよぷよした感じのする、一般的に太ったときに感じる『脂肪』はこのうちの皮下脂肪で、文字通り皮の下に溜まっている脂肪分です。

対する内臓脂肪はというと、内臓の周囲に密かに蓄積されてゆくものであるため、外からはなかなか気付きにくい性質を持っています。皮下脂肪と比べて消費が難しく、病気の原因になりやすいと言われています。

女性は男性と比較して、皮下脂肪がつきやすい体質です。美容のためのダイエットで減らしたいのは主にこの皮下脂肪であり、病気予防など健康のためのダイエットでは内臓脂肪量を減少させることがダイエットの狙いとなります。

 中性脂肪とは

中性脂肪は、豚肉や牛肉の脂身でおなじみのものです。

脂肪酸とグリセリンという物質からできていて、体内のエネルギーの貯蔵庫という大事な働きを担っています。運動などによって体内のエネルギーが不足したとき、蓄えている中性脂肪を分解し、エネルギー源として用いることになります。

外部からの衝撃を和らげて、内臓などの大事な器官を守る役割も果たしています。

中性脂肪は体脂肪の大半を占めていますから、肥満の指標である体脂肪率を下げたいのであれば、まずこの中性脂肪を減らさなければならないということになります。

その他の脂肪

それ以外の脂肪分であるコレステロールとリン脂質は、人間の体を作っている細胞の重要な構成要素です。

身体の機能を維持・調節を行うために必用な、各種のホルモンを作りだす仕事も行っています。

コレステロールとリン脂質は、私たちが生きていく上で欠かすことができない物質ではありますが、血中にあるコレステロールが多すぎると、動脈硬化などの病気の原因になってしまうことで知られています。

どの脂肪も、多すぎても少なすぎても良くないものですから、適正な値におさめることができるように調整しなければならないのです。

 

 

 

 

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