トマトやオクラ、茄子やキュウリ等など夏に美味しい野菜は数々あります。
ゴーヤーもその一つですね。以前は、南九州や沖縄の特産野菜でしたが、今では全国的に栽培され、スーパーでも普通に販売されるようになりました。
ゴーヤーの成分の一つ、モモルデシンの効能
ゴーヤーといえば、苦味。ゴーヤーが苦手という方は、多分この苦味に辟易してしまって手を出さないという方が多いと思います。
けれども、この苦味は単にこの野菜を特色づけるだけではありません。
ゴーヤーの苦味こそ、美容に効果バツグンの効能をもっているのです。この効能を知っていると、苦手であるとは言ってられないかもしれません。
ゴーヤーの苦味成分は、「モモルデシン」というものです。
モモルデシンの効用には、胃腸の粘膜の保護、食欲増進効果があります。
食欲増進?!それでは逆に太ってしまうではないかと思われ勝ちですが、このモモルデシンには、血糖値を下げる効能がありますので、食事時に頂けば、血糖値の上昇を抑えることに繋がることになりますね。
血糖値が上昇すれば、それを下げようとインスリンホルモンが分泌されます。
インスリンホルモンは、身体内に血液中の糖分を脂肪として貯めこむことによって、結果的に血糖値を下げるのです。
したがって、血糖値を上がりにくい食事や食事方法が結果的に太りにくくさせるのです。
このことは、「糖質制限」としてダイエッターによく知られているところです。
豊富なビタミンC
ゴーヤーには、他にも美肌効果に有効なビタミンCを多く含んでいます。初夏から夏には、紫外線が容赦なく降り注ぎます。
日焼け対策をしても、やはり秋口に沢山のシミやそばかすが出来た自分の顔にがっかりする人は多いと思います。
通常、ビタミンCは熱に弱いものですが、ゴーヤーが含むビタミンCは熱に強いことが知られています。
苦味対策には
苦味が気になって食べれないという方は、切ってから水に晒したり、また豆腐や卵、肉、鰹節といったタンパク質と一緒に料理すれば、苦味が和らぎます。
沖縄の郷土料理、ゴーヤーチャンプルーは、暑い夏を乗り切る知恵の宝庫です。