ダイエットをするためには、エアロビクスやジョギングなどの有酸素運動が不可欠だと、ずっと言われてきました。
脂肪の燃焼には、有酸素運動がいちばん効果的だと信じていた人も多いのではないでしょうか?
ところが最近、この説に疑問を投げかけられています。
その疑問とは、どんなものなのでしょうか?
有酸素運動だけしていては、効率よく脂肪燃焼できない
ジムでダイエットのためにエアロビクスをやって、エアロバイクで走ると、結構な運動量です。
これで痩せないわけはない!と思ってしまいますよね。
でもこの方法は、ダイエットには効率が悪いということがわかってきました。
有酸素運動だけでは、脂肪が燃焼されるまでの時間がかかり過ぎます。
無酸素運動を取り入れるほうが、効率良くダイエットできるのです。
脂肪が燃焼される仕組み
そもそも有酸素運動で、脂肪が燃焼される仕組みはどうなっているのでしょうか。
運動をすると、当然エネルギーが消費されます。
血液中の糖質がエネルギー源として使われます。
それが足りなくなると、肝臓や筋肉に蓄えられていた糖質がエネルギー源となります。
さらにそれも足りなくなって初めて、脂肪を燃焼しエネルギーとして使われるというわけです。
だから、少しくらいの時間、有酸素運動をしてもダメだということ。
最低でも15分以上経たないと、脂肪は燃焼しません。
有酸素運動と無酸素運動の違い
では、有酸素運動と無酸素運動と違いは何でしょうか?
有酸素運動とは、エネルギーを作るのに酸素を必要とする運動。
無酸素運動とは、エネルギーを作るのに酸素を必要としない運動。
ということです。
有酸素運動は軽めの運動で、長時間行うことができます。
一方、無酸素運動は、瞬発力を必要とする運動で、呼吸を止めて行うので、酸素を取り込む時間はほとんどありません。
筋肉トレーニングや短距離走、スクワットなどが、無酸素運動となります。
脂肪燃焼が始まる時間を15分から5分に縮める方法
有酸素運動により脂肪を燃焼するためには、最低でも15分の運動が必要でした。
ところが、それを5分に早める方法があります。
それは「成長ホルモン」を利用するのです。
成長ホルモンは、脳下垂体からの指令で分泌され、骨や筋肉を成長させる働きをするホルモンです。
この成長ホルモン、脂肪を分解する働きもあります。
激しい運動で筋肉の繊維が傷つくと、成長ホルモンが分泌され、修復していきます。
だから筋トレなど、無酸素運動が有効なのです。
さらに成長ホルモンは褐色細胞に作用し、脂肪分解酵素リパーゼを活性化させます。
リパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、筋肉のエネルギー源となります。
リパーゼが活性化することで、脂肪燃焼時間を短縮できるのです。
だから、まず最初に筋トレなどの無酸素運動を行ってから、有酸素運動をするのが効率良くダイエットする秘訣となります。
この方法なら、筋力もつき、基礎代謝を上げることもできるので、リバウンドの心配もありません。
是非お試しください。