引き締まったお腹周りやお尻、二の腕というのは、男性から見ても女性から見てもセクシーです。
ダイエットの方法には様々なものがありますが、今回は代謝率を上げる方法でのダイエット法をご紹介します。
筋肉量が減るサルコペニア
筋肉を動かすにはたくさんのエネルギーを必要とします。
筋肉量が減ることをサルコペニアといいますが、このサルコペニアが生じると、当然エネルギー消費量が減り、基礎代謝率は低くなります。
カロリー過多の現代では、基礎代謝率が低減すると、人間はエネルギーを消費しきれず、体内に溜め込み肥満となってしまいます。
このような状態はサルコペニア肥満とよばれています。
このサルコペニア肥満というのは、筋肉量が減少したまま体重が増加していくため、運動が億劫となってしまったり、負荷がかかる足腰の関節が故障して、肥満解消のための運動ができなくなったりしてしまうので注意が必要です。
ひどくなれば、いつのまにか介護なしには生活できない身体になってしまうかもしれないのです。
サルコペニアの逆をいけ!
このようにサルコペニア肥満というのは恐ろしい状態ですが、反対に考えてみれば、筋肉量を増大させれば、エネルギー消費量が増え、基礎代謝率が上昇し、体内に溜まった脂肪を燃焼してくれることになります。
ここで重要なのは、あくまでダイエットが目的なので、エネルギー消費量が大きい筋肉の量を増やすことです。すなわち、大きな筋肉を鍛えてみましょう。
私たちの身体の中で大きな筋肉というのは、例えばお腹や太ももの筋肉です。したがって、ダイエットのために腹筋を行うというのは、あながち間違いではないのです。しかも、日常生活において腹筋をつかう機会というのはあまりないので、腹筋を鍛えると効率良く脂肪を燃焼できるでしょう。
筋肉を鍛えることで、身体の運動パフォーマンスが上昇し、怪我のしにくい身体になることができます。
代謝率を上昇させ、ダイエットを図ることは、サルコペニア肥満防止という観点のみならず、健康に優しいダイエット方法だといえるでしょう。