ダイエットをする上で最大の難関は、食欲との戦いです。いけないと分かっていながらもついつい食べ過ぎてしまったり、甘いものを我慢出来ずに食べてしまったりと普段抑えている分、食べ物への気持ちも強くなってしまうのも原因の一つです。
食べてしまった後に激しく後悔をする人も多いと思います。
そこでダイエット中の食欲とどのように付き合っていくか例を挙げてみます。
1.お腹が減っている時に買い物はしない
お腹が空いていると頭の中は食欲でいっぱいになっています。そんな時にコンビニやスーパーに行くと、美味しそうなものをついついたくさん買ってしまいます。
買えば気持ちはさらに食べることに意識が向くので、ドカ食いの原因になります。
出来るだけお腹の空いていない時間に買い物に行き、いるものだけを買いストックをしない。食欲に振り回される買い物は止めましょう。
2.買い物の時に必要な金額しか持っていかない
お腹が空いていなくても「甘いものは別腹」とばかりに、お菓子やスイーツは見るとついつい手が出てしまうものです。コンビニのスイーツコーナーが充実しているのも、その効果を狙ったものです。
しかしダイエットにスイーツは最悪な組み合わせです。気分転換に少し食べるのは否定しませんが、コンビニに行って何かついでに買うというのは良くありません。
そこで必然的に余計なものを買えないように、必要最低限のお金だけしか持っていかないようにするのです。
たとえばお茶などの飲み物を買おうとコンビニに行くなら、余裕を見ても200円くらいで十分でしょう。いくら美味しそうなスイーツを見ても、お金がないなら買うことはできません。
常に目的を決めてから買い物に行くようにしましょう。
3.冷蔵庫はスッキリと必要最低限なものだけにする
上記で挙げたことの集大成にもなりますが、とにかく身近に余計な食べ物を置かないようにします。あるから食べてしまうのです。
せっかくですから、ここで冷蔵庫の大掃除でもしてみましょう。冷蔵庫はついつい食べ物を放り込んだりと、散らかりやすい場所です。一度いらないものを整理し、綺麗にしてみましょう。
冷蔵庫の中がスッキリ綺麗になると、人間はそのままの状態をなるべくキープしたくなります。すると必要ないものを買おうという意識が薄くなり、必要最低限の買い物をする意識が高まるのです。
4.どうせ食べ過ぎてしまうなら、野菜でかさ増し!
腹八分目といいながら、ついついお腹いっぱい食べてしまう…。自炊派にのみ有効な手段ですが、野菜でかさ増ししちゃいましょう。例えば豚の生姜焼き、鶏の照り焼きなどの時には玉ねぎをたっぷり入れてお肉を半量にしてしまいます。これにキャベツの千切りを盛り付ければ、お腹いっぱい食べても低カロリー。
ご飯も少量で済みます。野菜中心に具沢山の味噌汁も付ければ、たんぱく質の補充にもなります。
5.自分の食べている量を把握しよう
自分では、食事制限をしてカロリーをセーブしているつもりでも、実際は意識しないうちに沢山の食べ物を口にしているという事があります。
例えば、食事の量を減らした代わりに間食が増えていたり、お菓子を我慢しているつもりで、その分カロリーの高い飲料水をゴクゴクと飲んでいたり、一回に食べる量が減っても少しの量を複数回に渡って食べる事で、カロリーを摂取し過ぎていることがあるのです。
ですから、例え一口でも口にしたものは、その都度ノートにメモしてみて下さい。
後からまとめて記入するのではなく、なるべく食べたらすぐにメモをするのが理想です。
人の脳は都合の悪いことは、忘れがちですから何かを口にしたらメモを習慣にして、自分が一日に食べている量を客観的に見つめ直してみましょう。
6.食事の量をセーブするための正しい食事の方法
食事の量をセーブするためにしがちなのが、食事の量を極端に減らしたり、三食のうちのいずれかを抜いたりする事です。
ただし、こうした方法では、ただ食事を我慢するだけなので結局お腹がすいてしまい、夜遅くに間食をしてしまったり、ある日突然どか食いに走ってしまう事があります。
カロリーをセーブするためには何よりも、無駄なものを食べないということです。
ですから、適切な量の食事で満足して、間食をしないように一日に食べる量は変えずに三度ではなく出来るだけ数度に分けて食事を摂取するのが良い方法です。
この食事の方法だと、お腹が空くという状況がなく無駄な間食を避ける事が可能となるのです。
7.食事の時は食べることに集中する
食事の最中に、テレビを見たり本を見ながらなど、ながら食べをしていると食事に対する満足度が少なく食べた気がしないという欠点があります。
食べることに集中することで、適切な量でしっかりと満足することが出来ます。
このように、ダイエットを成功させるために重要な無駄な間食を防ぐためにも、自分の食べている量を認識し、適切な量の食事を数回にわけて食べることをお勧めします。
8.お疲れビールを炭酸水に替えてみよう
ビールで一番の醍醐味は、冷たい一口目をキューッと飲む瞬間ですよね?でもこの瞬間ビールの味って実はあまり意識しないものです。この「ごくごく、プハー!」の醍醐味のキモは炭酸にあるのです。試しにビールを、キンキンに冷やした炭酸水に替えてみて下さい。あのビールの醍醐味とほとんど同じ感覚を味わえます。
ちなみに炭酸水はサイダーではありません。ミネラルウォーターに炭酸加工がされているので、味をつけないと無味無臭です。そして良いことにはカロリーゼロ!しかも500ml飲むと食欲を抑える効果もあるんです。
レモン味などのフレーバーもあるので、飽きが来ません。
外食をする場合は、付き合いもあるので炭酸水はちょっと頼みづらいですよね。そんなときは、焼酎かワインを頼みましょう。カロリー的にはビールとあまり大きな差はありませんが、焼酎やワインは少しずつ飲めるので、飲む量がコントロールできます。
9.写真を毎日撮る
これは、現状の把握になります。
自宅にある全身鏡の前に、できれば下着姿で立って下さい。
そして、鏡に映った自分の姿を写真におさめます。
もちろん携帯カメラでも良いです。
毎日撮って、改めて自分の姿を直視する事で、食べ過ぎにストップがかかるようになります。
10.ワンサイズ小さな服
これは、頑張る意欲を上げる行動です。
あえて、ワンサイズ小さな気に入った服を買って下さい。
お値段もなるべく高めが効果的です。
それをハンガーにかけて、どこか必ず毎日見る場所に吊り下げて下さい。
いつまで経っても気に入った服が着れないので、少し位頑張ってみよう!という思いが芽生えます。
11.お箸の色
これは視覚による効果です。
昔から青色は、自分が冷静になれる色として有名です。
ピンクやオレンジのような暖色系に囲まれていると、食欲はどんどん高まります。
つまり、逆の色を利用する訳です。
普段使用しているお箸を青色のお箸に変えて下さい。
ご飯を食べている間にも青色が目から入ってくるので、食欲をセーブする事が出来るのです。
いかかでしたか?とにかく必要なものだけを手にする。目標を持つなどの努力をするだけで、ダイエットにとても有効になります。
しかもお金の節約という副産物も出てきますので、痩せたら買いたい服のためのモチベーションにしてはいかがですか?