モデルさんたちのスタイルは雑誌でみても十分素晴らしいものですが、カメラのレンズはどうしても太目に写るので、実際みるとさらにスゴイ……。ちょっと別世界の人のようにもみえますよね。
彼女たちの体型は確かに生まれつき恵まれたものも大きく関係しているのですが、それ以上に日々の努力の結果でもあります。ある意味ダイエットが生活に組み込まれている彼女たちですから、ダイエットの方法もスタイリッシュ。
そして意外にシンプルで私たちでもできそうなものも多いのです。憬れのモデル体型に近づくために、すぐにでも真似したいモデルダイエットをご紹介します。
食事の制限と運動
美しく健康的に痩せることを目的としているモデルのダイエット方法は、実に合理的です。
単に体重さえ減れば良いと考えているダイエットとは大きく異なることが多いでしょう。
一般的なダイエット方法として用いられているのが食事の制限と運動です。食事の制限においては、高たんぱく・低脂肪・低炭水化物の食事を心がけながら、しっかりと野菜を摂取します。体を作るために必要な栄養を摂取しながら、無駄になりやすい脂肪と糖質を抑える食事を心がけているわけです。
なにはなくともとにかく水
ドリンクの中身ですが、シンプルに水がベスト。冷水でなく常温水・もしくはちょっとぬるい方がいいです。内臓を冷やさないことは、代謝のよい体作りにとても大事です。スーパーモデルのプライベートショットをみると、必ずといっていいほどミネラルウォーターのボトルを持っていますよね。
水分補給は実はとても大事です。
血流を活発にするのとともに、冷暖房によりくずれがちな肌の水分バランスを保ってくれます。
また水分不足はお通じの悪さにもつながります。便秘が肥満や肌荒れの原因になるのは女子なら常識ですね
彼女たちは糖分や添加物のはいった飲み物を嫌います。新陳代謝をアップさせるためには良質なミネラルウォーター1日2リットルを目安に飲むことが必須。彼女たちにならって、手に持っているだけでも決まるオシャレなボトルデザインのお水を選ぶのも楽しいですよ。
今日から飲み物は「水」で、太りにくい身体をつくりましょう。
1日のトータルで食事のバランスを考える
社会人ともなれば、どうしてもお付き合いで食事や飲みに付き合うことも避けられません。
もし夜に肉メインのディナーになることが決まっているのなら、朝は野菜中心にする。
昼のスケジュールがタイトでカップラーメンやファストフードで済ましてしまった日なら、夜に体に優しい食事をとる。このように1日3食のなかでバランスをとっていきます。夜は21時以降は食べないのも大事!お酒とつまみで晩御飯の代わりにするなどはもってのほかですね!
ここで重要なのが、低脂肪、低炭水化物という点です。ダイエットになると摂取をゼロにする方がいていますが、ゼロはよくありません。とりすぎている分をカットして、必要な分は摂取することが重要です。たんぱく・低脂肪な食材の代表は豆腐・納豆・鶏のささ身・マグロなどが挙げられます。こうした食材を偏りなく食べて、野菜をしっかりと摂取すると良いでしょう。
間食はナチュラルなフルーツ&ナッツ
モデルだって間食はします。モデル業はハードワークですから、彼女たちはほっと一息つけるような間食で、うまくストレスリリースしています。とはいえ袋菓子をバリバリ、なんてことはしません。
間食も美容と健康をサポートする大事な機会と考えて、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に摂れるドライフルーツやナッツ類をバッグに忍ばせているのです。
甘くて満足感があるのに低カロリー。忙しい合間にもさっと口にいれることができて、周囲にニオイや雑音をまき散らすようなこともない、といったマナーの面でも真似したいですね。
毎日体重計に乗る
実はこれが一番大事な意識です。
朝、時間がないなら歯を磨きながらでもいいです。体重計に乗りましょう。
昨日と比べて増えているのか・減っているのか。増えているなら「何が原因だったか」を反省して、その分を今日1日で戻すように過ごすのです。
日々の過ごし方を体重という数字できっちり評価してくれるのが体重計です。理想体重の現状維持が出来ていれば、それ以上減らす必要はありません。健康的な体重を維持する目的で乗り続けてください。
毎日鏡で体を見ること
これはお風呂なんかで可能でしょう。毎日鏡の前で自分の体を見て、理想の状態と重ねあわせましょう。そうすることで毎日ダイエットを続ける気持ちが生まれます。中だるみしそうなときは特に、鏡の中自分を見てモチベーションを上げましょう。
歩き方でこんなにも変わる
モデルさんの歩き方のレッスンです!一本の線の上をきれいにスムーズに歩けるようになりましょう。頭の上に本を置いた状態で、顔はまっすぐより少し上を向いて、一本の線の上を歩いてみましょう。
この一本線上を意識して毎日歩くと、後ろから見てもエレガントに映ります。頭の上に本を置いて歩くと姿勢が良くなるので、前屈みがちの人でも矯正がききます。
まっすぐより少し上を向くのは、視線が下に落ちないようにするのもありますが、自信があるように見えて、しかもイキイキとして前向きに見えるためです。
いつもしょんぼり、目線を下に向けて歩いているあなた!上を向いて!下を見ない!これこそ大事です。
モデルダイエットに取り組む心構え
多くのモデルが努力でプロポーションを手に入れているのであれば、努力次第で誰でもすらりとした体系になることが出来るといえます。
もし異なる部分があるとすれば、ダイエットに取り組む心構えかも知れません。私たちの多くは、痩せることができればいいなぁ。と考えてダイエットに取り組みますが、彼女たちは痩せなければ仕事がなくなる。という思いでダイエットに取り組んでいます。
しかも、ただ痩せるだけでなく、美しく健康的に痩せることを求めています。だからこそ、美しく痩せることが出来ているのです。
モデルになりきる 思い込みの力
なりきりと言っても、整形をしたりファッションを全て真似る必要はありません。自分さえ「私は憧れの○○○」と思い込めていればいいのです。
思い込みの持つ力はとても強力です。
男の子と思わされ、またそうした扱いを受けて育てられた女の子が、年頃になっても初潮が訪れず、代わりに髭が生えたという話があります。「自分はこういうものだ」という思い込みの自分設定に添うように、体の仕組みが変化したのです。常識さえ変えるほど影響力のある思い込み。ダイエットに使わない手はありません。
憧れの人の情報を五感に刷り込ませモチベーションUP
では、具体的にどうすればいいか。モデルの写真を部屋じゅうに貼り付けましょうか。それもいいですが、まだ足りません。
重要なのは、“ふと我に変える隙を与えないほど、自分を憧れの人の情報で埋め尽くす”ことなのです。
雑誌の切り抜きよりも、インタビューやショーのランウェイの動画などの方がより実感が湧きます。五感すべてに憧れの人の要素を刷り込ませるのです。
バラエティやドキュメンタリーなどに出演している動画があれば、普段の動作や仕草、話す声のトーン、速度、話題、口癖など、参考にする要素をたくさん盗めます。さっそくなりきってみましょう。
ブログやSNSはもちろん情報の宝庫です。愛用している香水や、愛聴している音楽、手放せない手触りのハンカチなどを、できれば自分も使ってみましょう。
憧れのモデルの振舞い方や愛用の品を通して、彼女の体感している世界を共有するのです。そうするうちに、憧れのモデルの常識=自分の常識になっていきます。
つまり、以前は「ストイックすぎるしハードすぎる。無理」と思っていたモデルならではの食生活や運動法が、当たり前に思えてくるということです。
まとめ
いかがでしょうか。
モデルダイエットから、「ダイエットって我慢ばかりじゃないのだな」ということがお分かりいただけたと思います。
ダイエットは生活習慣の見直しから、とよくいわれますが、モデルライクなライフスタイルを送ることが、モデル体型への1番の近道かもしれません。