女性であれば自分の体型の変化に一喜一憂し、奮起してダイエットを試みた方は少なくないでしょう。
そのキッカケは「恋愛」だったり「失恋」だったりと様々ですが、キッカケとして一番多いのが「出産」ではないでしょうか。
出産は女性のみが許された原始的かつ神秘的な体験で、わずか数ミリグラムといわれる「受精卵」の状態から、およそ3000グラムの「新生児」として生まれ出るため、母体および胎児を守るべく脂肪という緩衝材が体内に蓄えられていきます。このため母体の体重増加は避けて通れない道なのです。
増加した体重を出産前の状態に戻すには並大抵の努力では困難です。
しかし、産後ビクスなどに通える時間は限られているため赤ちゃんと過ごす日常生活で可能な範囲での減量につながる方法のいくつかをご紹介します。
母乳育児を頑張ってみる
赤ちゃんの貴重な栄養源であり親子のスキンシップの究極の形でもある「授乳」です。特に母乳は母親の血液を主原料としたものですから、母乳を含め母体から出ていく水分量は一日あたり3~5リットルとも言われています。このため、母体では生体維持のためのエネルギー変換運動が活発になるため、出産前よりも痩せやすい状態になります。
なお、排出された栄養分および水分はしっかり補給することが大前提です。補給が少ないとエネルギー生産活動も縮小するため、せっかくの痩せやすいカラダが台無しになってしまいます。何よりも母乳は赤ちゃんにとって大切な食糧ですから、お母さんがキチンと栄養を取りましょう。
お散歩を頑張ってみる
赤ちゃんの成長とともに外出時間も長くなります。季節にもよりますが穏やかな気候のときは赤ちゃんと一緒に「お散歩」を頑張ってみてはいかがでしょうか。近所の公園でも買い物でもいいので赤ちゃんをベビーカーに乗せたり、抱っこしたりしながら歩いてみましょう。
赤ちゃん連れということは普通に歩くよりも負荷がかけられている状態になるため、負荷なしで歩くよりも運動量がアップします。また、赤ちゃんにとっても日光の温かさや鳥の鳴き声、雑踏の音などは五感を成長させる好材料にもなります。
たまにはゆっくり一人で入浴する
赤ちゃんとの生活は労力を使います。精神的および肉体的にも疲労が蓄積しやすい状態です。こうなるとカラダの方は「これ以上疲労蓄積したくない」と休養を促す副交感神経の作用を活発化させるため、脂肪燃焼などダイエットにつながる運動が鈍くなってしまいます。
そんなときにオススメなのが「ゆっくり入浴」です。38~39度程度の熱くない湯船への入浴により交感神経と副交感神経のスイッチ作用がリセットしやすくなります。
また、疲労回復およびリフレッシュ作用もあるので、夜泣きなどハードな育児にも対応できる状態へと導いてくれます。
こんな感じで紹介してみましたが、赤ちゃんのいるご家庭なら普段の生活の中でも取り入れやすい内容だと思います。
スタイル維持しよう、ダイエット頑張ろうと意識しなくても大丈夫です。
キレイなスタイルのお母さんを嫌いになるお子さんは誰もいませんし、「ママはキレイ!」と成長したわが子に言われたら至福だと思います。