何度も繰り返すリバウンド、一度増えたらそれ以上減った状態をキープすることはもう出来ません。
一度増えた脂肪細胞はそのままですから今まで以上に節制しなければキープできなくなります。
増えた体重を戻すというのは非常に困難なものです。
ただ食べなければ痩せる事はできますが、代謝が落ちて太りやすい体質を作りやすくしてしまったり、生理不順を招き精神状態が不安定になることもあります。
ダイエットの方法の中には決して適正とは言えずたとえ痩せたとしても健康面に重大な影響を及ぼし、時には命の危険すらあることもあるのです。
今回はダイエットをする上でこれだけは絶対にやってはいけないこと、目標体重になるまで妥協しない為のタブーをお伝えさせていただけたらと思います。
目標体重に行ったら褒美はダメ
目標体重まで行ったらポテトチップスを食べよう、ハンバーガーを食べよう、などと言っている女性がいますがこれは絶対にリバウンドへの近道です。
その日を皮切りにダイエットは終わり、また食べて増える日々にもどって行ってしまう事がほとんどです。
ダイエットに終わりはありません。
一日チョコレート2つまではOKにするなど小出しにして食べればダイエットに影響はありません。
過度な食事制限
食事制限をすると、劇的な体重軽減ができます。
1日一食の生活を続ければ、あっという間に体重を減らすことができるのですが、落とし穴はその後にあります。
食事制限をやめた後です。
一定のエネルギーを確保できなくなった体は、突然の飢えに危険を感じます。
普通なら放出してしまうような、少量のエネルギーでも何とか蓄えようと働きだすのです。
そうなったところで、いつも通りの食事に戻ったら、体は次のピンチに備えて、いつも以上のエネルギーを蓄えるようになるのです。
体がエネルギーを貯蓄するのは、脂肪です。
たくさん貯蓄するときはたくさん脂肪をためるのです。
そうして、脂肪がため込まれることで、リバウンドがおきるのです。
食事制限をすることでやせた体は、たくさんの脂肪を溜め込む体なのです。
ますます太りやすい体を作ることになるので、要注意です。
これは主に若い女性などに多いと思われます。食事をしないことによって一時的に痩せることはあるかもしれませんが、食事を制限することで栄養不良になったり悪い時には拒食症などの摂食障害を起こしてしまう場合もあります。
ダイエット中といってもしっかり食べてしっかり動くというのが大切だと思います。
やりすぎ炭水化物抜き
食生活にもタブーはあります。まず太るからといって肉や炭水化物を完全に取り除くこと。
意外にこの失敗をする方が多いです。
肉は、脂肪を燃焼させる力があるので最低限はとらないと痩せません。
そして炭水化物は、日常生活のエネルギーとなるので一切とらないとだるくなってしまったり
風邪を引きやすくなってしまったりするのでしっかり摂るのが大事です。
空腹でのスーパーはダメ
空腹状態でスーパーに行ってしまうと全てのものが食べたいという欲求に駆られます。
目で見て、匂いを嗅いでしまえばそれに勝てるほどの精神力を持っている人は多くありませんし、それに打ち勝てる人強い精神の持ち主はそもそも痩せていますからダイエットの必要がある人はいません。
夕方のお腹が空いた時間に行く場合は良質の脂を含んで満腹感も得られるナッツ類などを10粒ほど食べてお腹を満たしてから行くようにしてください。
空腹は最大のスパイスというほどですからスーパーに行く際の空腹状態はダイエットには対敵です。
カロリーゼロなども食べすぎ飲みすぎはダメ
甘くてもカロリーゼロのものを食べたり飲んだり、大量にしてしまうと甘いものへの欲求が増していきます。
食後に飲まないと気がすまない、食べないと気がすまないクセも付いていきます。
それによって結局ケーキに手を出したり、お菓子に手を出したりしてしまうようになります。
ダイエットには甘いものへの我慢は必要です。
寝る三時間前には食べものを口にいれない。
甘いジュース類、お酒もNGです。
特に22時~2時は、太りやすい時間帯です。
可能であれば、18時~19時までには夕食を済ませておくのがよいです。
当然、起きてるからといって夜食もNGです。
あまり活動しない夜は、本来食べものは少なくて大丈夫です。
逆に朝ごはんは、身体にとてもいいので摂るようにしましょう。
早食い・大食いをやめる。
噛むことによって脳への満腹中枢が刺激されてお腹がいっぱいだと思います。
なので早食いであまり噛まないことによりたくさん食べてしまいます。
大食いは、言うまでもなく肥満の原因です。
ダイエットにはNG。控えましょう。
お酒・油物・お菓子類は控えめに。
炭水化物、お肉などは太るから一切食べないという方がいますがそれもNGです。
お肉や炭水化物は、エネルギーの消費に使ったり脂肪を燃焼してくれたりするので太りやすい夜以外は摂っても大丈夫です。ただ摂り過ぎに注意。
逆にお酒や油物、お菓子類は本当に控えめにしましょう。
間食には、えだまめやするめ、昆布がオススメです。
ダイエット食品・サプリメントに頼る
これは一番多い失敗例なのではないでしょうか?経験がある人も居るでしょう。
服用すれば痩せるサプリメント、カロリーの低いダイエット食品の置き換えなどです。
特にダイエットサプリメントというのは、医薬品では無く、すべての人に効果があるわけではありません。しかも効果があったとしても微弱で体重に大きな変化はありません。
サプリメントを服用しているからたくさん食べて大丈夫、と判断すれば逆に体重増加になる可能性があります。
友達に誘われ飲み会、食事会に参加
食べないと決めていても、食べていい状況の中で食べないように我慢するのは非常に難しいです。
人間も生き物ですから食への執着心というものが生存本能でプログラミングされています。
我慢をできたとしても、大きな精神的苦痛になり、のちに暴飲暴食の引き金になる恐れもあります。
無茶な目標を立て、実行するのはNG。
明日から夜ご飯を食べない、や明日から10km走る!などといきなり無茶な目標は立てるのは長続きしません。
一日続いたとしても続かず、リバウンドの原因となります。
まずは近所を歩くことからはじめる、炭水化物を夜だけ摂らないなど気軽に守れそうな小さな計画から立てるのがコツです。
急に絶食ダイエットをする人も多いですが、人間の身体は絶食してしまうと脂肪を蓄えようとする働きをするので逆効果です。
体重だけでは、見た目は変わりません。体脂肪、筋肉などと並行して考えるようにするのが大事です。
一人でダイエットを決断
ダイエットは自分の中だけで行うと決めていても、決心はすぐにゆらいでしまいます。
なので親・兄弟姉妹・友人・子供などに申告し、ちゃんと協力をしてもらうようにしましょう。
一人では継続できない意思も第三者がいれば更に強いものとなります。
もう一人ダイエット仲間が居ると尚意思が強くなると思います。
甘えの言葉は、絶対にタブー
自分への甘えの言葉は、絶対にタブーです。
明日からやるっていって、やれることは少ないと思います。
また今日くらいと思ってしまうと毎日ずるずるダイエットを引き伸ばしにしてしまいダイエットへの意欲が気がついたら薄れていたりすることもあります。注意したいですね。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れもダイエットのタブーです。
特に睡眠不足。寝ている時間に、脂肪が燃焼されているので夜はしっかり寝ましょう。
寝る前の間食やお酒、水も絶対にタブーです。
また疲れをそのままにしておくこと、むくみにつながりとりにくいセルライトにかわります。
マッサージやむくみ靴下を履いてケアすることが大事です。
そして身体を冷やさないことはとても大事です。冷えると代謝が下がってしまい、痩せにくい身体に変わってしまうからです。
昼夜逆転
人間の身体は21時から深夜2時までは脂肪を吸収しやすくなります。
有名な話ですが、21時以降の食事はすべて脂肪になると考えてください。
そして深夜3時から人間の体内でブドウ糖というものが作られます。
これは朝7時をピークに増え続け、後は身体に吸収されていくので、朝寝るとまるまるブドウ糖が脂肪になってしまいます。
体重ばかり気にしたダイエット
ダイエットで必要なのは体重ではありません。
体重は体作りがどうであれ、体の総量です。簡単に増減しますし、同じ体重でも見た目は全く違います。
重要なのは、中身となる体脂肪です。
体重過多は肥満ではありませんが、体脂肪が多いのは肥満です。
体の脂肪が占める割合を減らし、程よく筋肉をつけることで、引き締まった体になります。
体重が減ったのに弛みが取れないというのは、単に体重だけを減らし、体脂肪量が変化してない場合に起きることです。
体重が減って体脂肪が減っていないということは、水分が減っただけか、筋肉量が落ちているということになります。
前記の場合は、水を飲んだら元通りになります。
後記の場合は、エネルギーを分解し、消費する筋肉が減っているので、基礎代謝が落ちます。
脂肪を燃焼しにくくなり、元通りよりも脂肪がどんどん溜まることになります。
急なダイエットと計画性が悪いダイエット
「今日から夜ご飯を抜く!」「炭水化物を一切食べない」「今日から10km走る」などと無謀な計画をたててしまうのがダイエットの失敗につながります。
急にやっても毎日続けれないことがほとんどなのでタブーだと思います。
少しずつご飯を減らしたり、運動の量を増やしたりすると気がつくと痩せていたりするので無理な計画をたてないようにしましょう。
短期間で痩せようとする
これはダイエットだけでなく、日本人というのは何故か短期間で成果を出そうとする風潮が強いのだそうです。
例えば50キロの人が1ヶ月で5キロ痩せようとすると単純に一ヶ月で体重の一割を減らすことになりますが、これはカラダにかなり大きな負担がかかります。
短期間で急激に体重が減ると体は防衛反応を起こし、なかなか体重が減らないようになっています。
これで減らなくなるとダイエットをやめて体重が元に戻った、もしくは増えた。これがいわゆる
「リバウンド」です。もしきちんと痩せたいなら、50キロの人はどんなに短くとも3ヶ月から半年くらいかけて痩せるのが一番です。
「ローマは一日にしてならず」です。
テレビなどで芸能人が短期間で○○キロ痩せました!とか、食事を毎日1食にして痩せました!とか言ってる人もたまにいらっしゃるのですが、それはあくまで例であり、それを実践したからといって必ず痩せられるわけではありません。
きつい思いをすれば途中で投げ出す可能性も高いです。
なのは「無理なく、じっくり、長いスパンで」続けていくことこそが最大の近道であると思います。
「ダイエットに近道なし!」
まとめ
結局自分に甘くしてしまうことでダイエットをしていても3日坊主で終わってしまうことになります。
ダイエットには多少の我慢が必要です。
ただし我慢ばかりするのではなく毎日少しだけであれば好きなものを食べたり飲んだりしてもかまいません。
しかしその量は通常の5分の1ほどにしてください。
その先にはステキな体を手に入れたあなたが待っています。