よく夏前になると「夏までに痩せて水着を着こなす!!」
、クリスマス前になると「聖夜までに痩せて彼を惚れさせる!!」などという広告を見ませんか?
実はこれ、ダイエットに繰り返し挑戦しては諦めるひとがよく使う常套(じょうとう)文句です。
ではこれの何がいけないのでしょうか。
誰のためにダイエットするんでしょうか?
水着を着て誰に見せて褒めて欲しいのでしょうか。クリスマスに痩せていないと彼は惚れてくれないのでしょうか。
誰かの何かを期待してのダイエットは、必ず失敗します。
なぜなら「海に行くの辞めた」「冬は厚着するから目立たないよね」と、ダイエットをしない言い訳がすぐに作れるからです。ダイエットは、ほかならぬ自分のためにするものです。
期限を決めてやるものでしょうか?
「○○までに」と期限を決めてダイエットを実行できるほど自己管理のできる人ならば、意に反して太ってしまうものでしょうか。
そもそもダイエットは期限をきめてやるものではありません。常日頃から気を付けておくべきものです。期限を決めるダイエットもまた失敗します。「間に合わなそうだから辞めた」という言い訳がすぐに作れるからです。
痩せていればいいのでしょうか?
とかくキャッチコピーで使われるのはダイエットではなく「痩せる」という刺激的な言葉です。
これは、女性の「太ってきちゃったかな?」という無意識を自覚させるためです。
こういう強めのコピーは主にダイエット食品など、食べて痩せるをうたうものに使用されます。
無意識に太ってしまう女性は、簡単な方法で痩せようとするからです。一方「ダイエット」や「スリムになる」というコピーは、エクササイズグッズに使用されることが多いです。「
痩せる」と比較すると、能動的で健康的なイメージがありますね。だいたいやる気がなければ、ダイエットできるわけありませんよね。
いかがでしょうか。場当たり的に痩せればいいというものではありません。
自分のために常日頃から気を付けて意識的に食事を整え適度なエクササイズをし目標とする体型に近づいていく心こそ美しいと思いませんか?