ダイエットについて最初に知っておきたいことは、それは太り過ぎてしまった人(肥満の人)が体重を正常に戻すための方法だということです。
そして肥満には二種類あって、当然、ダイエットの方法も二種類あるということです。その違いを正しく認識するところから、本当のダイエットが始まるのです。
悪しき生活習慣による肥満
人は誰も皆、多かれ少なかれ、美味しいものを食べたいという欲望を持っています。そしてその欲望が満たされた時、幸せな気分になるのです。女性の皆さんなら、誰もが納得できますよね? しかも欲望が満たされると、更に「また食べたくなる」ものなのです。
しかし、そんなことを繰り返していると、体重はドンドン増えてしまいます。そして、肥満になってしまうのは時間の問題です。これが悪しき生活習慣による肥満の典型的なパターンです。
病気による肥満
一方、生活習慣が直接の原因とは言えない肥満があります。それが、病気による肥満です。たとえばお馴染みの過食症や摂食障害など、その他、何らかの病気によって肥満となってしまうケースも少なくありません。
それは病気なので、本人が生活習慣を正すだけでは改選されない場合も多く、また、生活習慣を正そうにも正せないことも多いのです。
二種類のダイエットを適切に使い分ける
食べ過ぎ、運動不足、偏食など、単に本人の生活習慣が原因の肥満なら、ダイエットは通常の方法で構いません。世の中には様々なダイエット法がありますので、その中から「これだ!」と思うものを見つけ出して実行すれば良いのです。
しかし病気が原因の場合は、それではいけません。まずは速やかに医療機関に行き、専門医の診察を受けなければなりません。
それはお金も手間暇もかかるように感じるかも知れませんが、「急がば回れ」です。結局は肥満は早く改善します。くれぐれも素人考えは禁物です。
「病気かな?」と思ったら、迷わず病院へ行くことです。そして治療としてのダイエットに取り組まなければなりません。
また、原因が生活習慣か病気か判然としない場合は、原因は両方であると考えます。その場合も、とりあえず専門医に見てもらうことです。
それぞれの肥満には、それぞれに相応しいダイエットがあります。それを間違えたら、肥満の改善は難しくなってしまいます。気を付けましょう。