ダイエットに甘いものは大敵と知ってはいるけれど、どうしてもやめられない、そんな人はいませんか。
もしくは十分に気を付けているはずなのに、実は気づいていない落とし穴にはまっている人もいるかもしれません。
まずは知るところから始めましょう。
ゼロ表記のワナ
甘いものは止められないけど、カロリーゼロ、シュガーレスって書いてあるから大丈夫でしょ!と思っている人はいませんか?
カロリーゼロ、糖類ゼロなどのゼロ表記は全く入っていない、という意味ではありません。カロリーは100mlあたり5kcal未満でゼロ表示ができますし、糖類は100mlあたり0.5g未満でゼロ表示が可能です。
どうしても甘いものが欲しい、と言うときにカロリーゼロ、オフ、レス表記のものを選ぶことは、そうでないものを選ぶよりはましですが、入っていないと勘違いして過剰に摂取すればもちろん逆効果ですし、安心できることではありません。
また、シュガーレスでも砂糖以外の甘味料が入っている可能性はありますし、成分表には比率でしか書いてないため、100mlあたりの比率が少ないと思っても、結果的に摂取量が多くなれば意味はありません。
ゼロ表記は全くのゼロではないことを知り、飲み物は水、もしくは自分で淹れた添加物ゼロのお茶や紅茶、コーヒー等を飲みましょう。
そんなに食べていないって本当に?
よくダイエット中だからケーキは食べない、とか○○は食べない、という主張をする人がいますが、そういう人に限って飲み物には甘いものを選んでいたり、これはのど飴だから、などと言ってちょこちょこ飴やらガムやらを口に入れていたりします。
ケーキひとつ食べる後ろめたさはあっても、のど飴1つ食べる後ろめたさはないようです。しかし、のど飴1つとってみても5つも6つも食べれば結局はケーキ1つ食べたのと変わらなかったということも…。
食べたつもりがなくても実はけっこう食べてしまっていると言う人は多いものです。まずは自分が1日に何をどれくらい食べているか、全て書き出してみましょう。書くのが面倒なら携帯などで写メに記録を残しましょう。
のど飴1つ、ケーキを1口味見させてもらっただけ、それも食べたことに変わりありません。飲み物も例外なく全て書き出し自分の口にしているものの真実を直視するところから始めましょう。普通に食べて普通に運動していれば余剰脂肪が過剰につくことはありえません。
もしも余り気味の脂肪に悩んでいるならば、運動量を上回るカロリーを摂取している、もしくはしていたということです。
どうしてもやめられない
一説には砂糖は麻薬と同じだけの依存性があるとされています。つまり、一度に全部を止めてしまうと禁断症状が出たり、ダメだ、ダメだ、と思いつつもやめられない、ということが往々にしてあります。
そういった場合、反動でドカ食いをしてしまったりストレスをため込んだりと逆効果になりかねません。そんな依存症、もしくは依存症予備軍の人は、まずは精製食品をできるだけ摂取しないように心がけましょう。
たとえば上白糖を使ったお菓子よりはお芋や甘酒など天然の甘味成分だけで十分に甘い、余計な添加物が入っていないものをおやつにしてみてはどうでしょうか。上白糖よりは、はちみつや黒糖など天然かつ、精製度の低い甘味料を選びましょう。
それだけでも上白糖の依存性を薄めることができます。依存しなくなれば少しずつ甘いものの量を減らし、最終的には食べなくても大丈夫になります。意志が弱いという人はダイエットを公言し、ブログに食べたものをすべてアップしてみましょう。周りの人から刺激をもらうのも効果的です。
まずは自分が口にしているものの量と内訳を自覚し、量を減らし、質を高め、甘いものに依存しない生活サイクルを作るところから始めましょう。体重を落とすだけがダイエットではありません。
体の中から不要なものを追い出せば美ボディだけでなく美肌、健康にも効果的ですよ。