ダイエットといえば、体重を減らすこと。そう思いますが実際は、体重を誰かにいうことはまずありません。なので体重よりも見た目が大事ですよね。
同じ体重でも脂肪の量で違ってみえるものです。そんな体脂肪を減らすポイントをまとめてみました。
体脂肪率とは
体脂肪率とは体の中に脂肪がどれくらいあるかの割合を表したものです。脂肪がたまると肥満と言われ、体重も増えます。ダイエットとはこの脂肪を落とすことが目的ですよね。しっかり脂肪を落とせていますか?と問われるとどうでしょう。体重は脂肪以外、例えば水分や筋肉が落ちても減っていきます。
体重が減って嬉しいと思いますが、では体重が落ちた原因は脂肪でしょうか、筋肉でしょうか。もし筋肉が落ちていたら体は太りやすい体になっている状態です。リバウンドもしやすくなりますので、どうして体重が落ちたのかを把握する事って重要ですよね。
落ちやすいのはどこ?
実は人間の体は生命維持のために脂肪よりも筋肉の方が落ちやすいと言う事をご存知でしょうか。脂肪はご飯が食べられない、緊急事態の時にエネルギー源として使われます。命を守る、生命維持が一番優先して行われるのです。ですから、食べ過ぎて余ったエネルギーは脂肪に変換され、脂肪は貯金としてずっと蓄えられていくのです。
ですから、食べ過ぎないことはもちろんの事ですが、脂肪より筋肉の方が落ちやすいのです。
これはお金を貯蓄するのと同じと考えるとわかりやすいと思います。何かあった時の為にお金を貯蓄して、支出を減らそうとしますよね。筋肉はエネルギーの消費が行われるので、真っ先に削られてしまうと言う事なのです。
無理なダイエットは脂肪を溜めこむ
脂肪は生命維持のために蓄えられると言う事は説明しましたよね。では無理なダイエットの場合を考えてみましょう。極端にご飯を食べないというのは、急に体にエネルギーが入ってこなくなってしまった状態です。体からしてみると緊急事態だ!と体のエネルギーを消費しない方向に働こうとします。要は筋肉を減らしてエネルギーの消費を抑え、エネルギーが少しでも入ってきたら貯めこもうとする働きになるのです。
要は無理なダイエットは脂肪を減らすのではなく、筋肉を減らしてしまう傾向が高くなるのです。ですから、そういったダイエットは体重は減っても、太りやすい体になっており、ダイエットをやめた瞬間体はここぞとばかり脂肪を溜めこもうとしますから、リバウンドしやすくなってしまうのです。
前よりも溜め込もうとする力が強いですから、リバウンドも体重が戻るだけでなく体脂肪がドンと増えてしまうのです。
具体的な目標
大雑把な目標では、漠然としていますのでそこに到達するイメージがつくれなくなってしまい続ける事が難しくなってきます。
そうならないようしていくためにも大切です。例としては、「三ヶ月で六キロ」などというような具体的なものです。
このときに期間の設定をしていくことも大切になってきます。
この例の場合であれば一ヶ月で二キロという具合に減らしていく体重などもわかりやすくなります。ダイエットなどで多いのがただ痩せたいというものでまったく具体性がないものです。これでな長くつづきません。
身体を動かす
当然、脂肪を燃やすためには運動をしなくてはいけません。
体脂肪を減らすといえば有酸素運動といいますが、有酸素運動は身体にはきついもの。
普通に歩いたり、ウエストをひねったり、背筋を伸ばして座ったりしていてもカロリーは消費されます。
いつもよりも、身体を動かすということを意識すればいいと思います。
また週に2~3回は有酸素運動筋トレーニングをとりいれてみてください。
2日ほどの間代謝があがるので痩せやすい身体にだんだん変わっていきます。
スロージョギングのススメ
スロージョギングとはジョギングですから「走る」行為に当たります。しかし「スロー」ですから速度は歩くのよりもゆっくりでいいというくらい
とにかくゆっくりなんです。
ウォーキングよりもゆっくりでありながら何故そんなにウォーキングよりも効果があるのでしょう。スロージョギングはあくまでも走る行為ですから
一瞬両足が地面から離れて体が宙に浮かぶ時間があるのです。
この一瞬の滞空時間があるかないかでウォーキングとスロージョギングでは運動効果が全然違うのだと言われています。
「ジョギングなんてキツイじゃない、無理無理」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、本当にゆっくり、息が切れないほどのノロノロの速度でOKなんです。息が切れないということは疲労感をほとんど感じないということになります。
ゆっくりした動きなので膝への負担も少ないので、体力に自信が無くても全く心配なく始められます。
同じ時間や同じ距離なら断然スロージョギングがお勧めです。
お金もかからず簡単、誰でもできますので是非一度トライしてみてくださいね。
筋肉をつけたくないという考えはNG!
ムキムキになるので、筋トレはやらない!という方がダイエットしている方でよくみかけますが
筋トレなどの有酸素運動をしないと脂肪はなかなか落ちません。
ムキムキになるには、相当の運動量をしないといけないので
一般女性がする運動くらいでは筋肉は増えたりしないので安心してください。
食べ物にも気をつける
食べ物にも、気をつけることが大事です。
脂肪になりやすい食べ物は、いくら運動していても無意味になってしまいます。
特に砂糖をたくさん含んでいる甘いお菓子や、ジュース飲料はダイエットしていなくても
気をつけた方がいいと思います。簡単に脂肪分に変わってしまいます。
お肉は、湯通しやササミなど脂の少ないものなら大丈夫だと思います。
スナック菓子やファーストフードにももちろん気をつけたいですよね。
有酸素運動と気をつけること
ジョギングやウォーキングなど比較的疲れがあとからくるものが多いので
無理をせずに、運動してほしいです。
それからきちんと水分をとること、むくみや筋肉痛になったらちゃんと温めたり冷やしたりなど
その時の症状でケアを忘れないようにしましょう。
有酸素運動は、血液の循環を十分に刺激して、ハッピーホルモンと呼ばれる「エンドルフィン」の分泌を、最も早く促せる方法といえます。
エンドルフィンの分泌促進で、ますますやる気を起こさせ、ダイエットに効果的で健全な日々を送るようにしましょう。
とにかく時間を作る
何もやる気がしない、エネルギーがわかないという時には、仕事や勉強など一度全てを放り出して、少し身体を動かせる時間を持つようにしましょう。ジョギングや水泳などといったハードな運動である必要はありません。
歩くことによって、道路を感じ取る足の刺激が脳に伝えられ、前頭葉が同様に刺激されます。さらに、様々な視覚の刺激が、脳をリフレッシュしてくれて、心地よさを得られます。
カフェや本屋などまでと目的地を決めて少し長い散歩をしてみると、何かと新しい発見があったりして、充実感と達成感に満ち溢れた心で、ストレスが緩和されること間違いなしです。
やる気を振り絞って運動ではなく、運動からやる気を起こす!
エクササイズで痩せるということは、やる気を起こさせるということにも深く関係しています。ダイエットに限らず、何事にもやる気を起こさせなければ、行動に移すことはできません。
ウォーキングは人の根源的な行動であり、ウォーキング中の人の脳波は、幸福や嬉しさを感じている時の脳波と、とても良く似た波形を描いていることが判明しています。ウォーキングが足の裏に感じさせるリズムは、脳に嬉しい刺激の一つになるのです。
また、ウォーキングは、脳に「集中力」、「記憶力」、「思考力」、「直観力」の4つの向上効果をもたらすと言われているので、脳のためにも続けて行いたいものですね。
家の中での運動
雨や雪の中ではさすがにウォーキングは無理なので、家の中では、かなりの運動量である拭き掃除がオススメ。また、お部屋の美しさをキープすることは、整理力や風水アップに繋がるので、一石二鳥ですね。
人は汚れたものを見ると食欲を一時的に減少するそうなので、排水口やトイレ掃除も、運動量だけでなく、食欲減少効果が得られて、ダイエットにも繋がります。
体重を落とすことだけを、注目しないで体脂肪を減らす努力をしてみませんか?