「痩せたい」と思っているのならダイエットをする際の精神論、環境

「痩せたい」と思っているのならダイエットをする際の精神論、環境 気持・心がまえ

ダイエットしたい、痩せたいと思う女性は多いものの、途中で挫折する人も多いのは何故なのか。

食事、運動などダイエットの手法はテレビや雑誌でも多く紹介されているが、それらの方法が間違っているのか。もちろんそうではない場合がほとんどである。
今回はダイエットをする際の精神論、環境について考えてみたい。

1.「痩せる」という思いが本気であるか

大抵の人はこれが足りない。「痩せたい」と口にする女性のほとんどは、本気でそう思っていない。痩せればいいな、細くなれたらなと希望を口にしているだけである。

痩せるということは並大抵のことではない。食事を我慢するのも、運動を継続するのも、ダイエットをするということはかなりきつい苦労を自分に強いるということである。この苦労に打ち勝つ「本気の根性」が必要で、それが足りないから途中で挫折し、結局痩せられない。

なかなか痩せないと言っていた人が、健康診断で体の不調が見つかり「痩せなければ死ぬ」と言われた途端本気になる。そして痩せる。「死ぬかもしれない」と思えるくらいの強い決意が必要なのである。

2.周りに目標となる人がいるか

「自分が痩せたらこんな風になりたい」と思える人物が、身近にいるかが重要である。テレビに出ているモデルや女優などに憧れているだけではダメ。手が届く距離に目標がいなければならない。

「自分はあの人とは違うから」という逃げ道に入り込む場合があるからだ。目標としていたモデルは「別の世界の人間」と認識するのである。目標が目の前にいる、自分が生きているこの世界と同じ所にいる、これが重要だ。

さらに身近にいないと「この人もこんなものだろう」と目標を低く考えてしまいがちである。きちんと自分の目で見て生で比較し「まだまだ痩せないと」と自分を奮い立たせる事が大切なのである。

3.周りに太っている人、大食いの人はいないか

太っている人、大食いの人が身近にいるならば、自分をその人とは別の環境に置かなければなかなか痩せられない。当然である。

そもそも太っている人は食べることが好きな人が多いはずで、ダイエットのために食べずにいるのに、大食いの友人がパクパクと美味しそうに食べている・・・それを見ていて我慢できるはずがない。

また太っている人が近くにいれば「自分はもう大丈夫」と少し成果が出ただけで満足しがちである。2の内容が理解できれば、この話は納得できるはずである。

4.自分は痩せると信じるだけではだめ、信じきることができるか

毎日体重計に乗って、自分の重さを確認するのは大切である。

日々の体重の変動を把握していなければ、「あれだけ頑張っているのだから、痩せているはずだ」と考え、少しずつ気が緩むというのが人間。そう思っている時はたいてい痩せていない場合が多くて、その現実を毎朝確認して、気を引き締めなければならない。

ただいつかは必ずやってくる倦怠期。毎日体重の変動がなく、精神的に辛い。この時期にこそ「自分は必ず痩せる、絶対に痩せる」と信じ切る強さがなければいけない。少しでも疑うと、その疑いがいつか、誘惑に負ける弱さへと変わってしまう。

ダイエットを成功させたいと考えるならば、食事の量を減らそうか、運動を増やそうかと考えがちだが、まずは自分の「痩せたい」という信念を持つこと、環境を整えることから始めるべきである。